40%引きでご購読
🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

【英ポンド】 シリア・新興国市場の不安定化で、ポンド高一服も

発行済 2013-08-29 09:49
更新済 2023-07-09 19:32

英ポンド/円相場は、1ポンド=151円台まで軟化する展開に。英景気見通しに対する悲観ムードが後退する中、8月23日には一時154.67円まで値位置を切り上げ、5月24日以来の高値を更新した。ただ、その後はシリア情勢の緊張状態を受けて円に対する退避需要が膨らむ中、ポンド/円相場も急反落している。概ね、過去半月分の上昇幅を帳消しにした形になっている。

8月23日に発表された4~6月期の英国内総生産(GDP)は前期比+0.7%となっており、速報値の+0.6%から上方修正された。建設や製造業、貿易の拡大などが従来の見積もりを上回っていたことが確認でき、英経済の足場が徐々にではあるが固まってきていることが窺える状況にある。まだ脆弱な経済環境には変わりがないものの、イングランド銀行(英中央銀行)はフォワードガイダンス導入で緩和効果を最大化しており、英経済に対する信認回復がそのままポンド高に直結し易い環境が続く見通し。8月30日のGfk消費者信頼感や住宅ローン承認件数などが、ポンド相場を支援する数値になるかに注目したい。

イングランド銀行のカーニー総裁は8月28日、金利先高感が強くなって景気回復を脅かす場合には、追加の景気刺激策を講じる用意があることを明らかにしている。既に低金利政策へのコミットメントを強化しているが、仮に失業率が上昇しても早過ぎる利下げを行わない方針を再確認している。ただ、これを手掛かりにポンドを売り込むような動きはみられず、引き続きポンド安シナリオは、ポンド/円のファンダメンタルズよりも、地政学的リスクや新興国市場からの資金引き揚げ傾向に強く依存する見通し。

テクニカルでは一目均衡表の雲に再突入したことで、サポートを確認。151.60~152.00円水準でボトムを確認できるかが試される。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から8勝4敗へ。14日RSIは50.38。

今後1週間の予想レンジは、150.00~153.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます